2023.10.21(土)クランク(鞆の浦)
10:00~12:00
参加者:20名
だんだんと朝晩が冷え込んできて、秋も深まってきましたね。
寒暖差も大きくなり体調もくずしやすい時季ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、新しい地域の居場所特集の第2回目は、鞆の浦にある就労継続支援B型事業所:スープとおにぎり「クランク」での開催でした。
「ローズマインドのわ」対話会には、たくさんの方が参加してくださりうれしい限りです。
みなさま本当にありがとうございます!
対話会では、有限会社親和 クランク代表 羽田和剛(はだ かずよし)さんと有限会社親和 取締役 燧治(ひうちや) 管理人 羽田知世(はだ ともよ)さんから、立ち上げた想いや地域の居場所のあり方などの話を聞きました。
和剛さんと知世さんは姉弟です。
お二人とも地域共生社会を目指し、”街を良くしていきたい”との想いはおなじです。
まずは、開催場所となった「クランク」がどんなところなのかその話から。
「クランク」は、カフェ・駄菓子屋・就労継続支援B型作業所とさまざまな要素を合わせ持っています。
カフェでは添加物をあまり使用せず、スープは出汁からとるなど体にやさしいこだわりのメニューばかりです。
駄菓子屋は、地域の人がボランティアで店番をしているのだとか。
子どもたちにとって、地域に駄菓子屋があるのはきっとうれしいですよね♪
目の前には、広い庭もあってそこで飲食もできます。
犬の散歩もOKで、だれでも自由に出入りできる公園と呼んでいるのだそうです。
どんな居場所にしていきたいか、その想いについても聞きました。
「子どもからお年寄りまでごちゃまぜで自然体で居られることが当たり前になったらいいな」
「みんながホッとできるような地域の居場所にしたいな」
クランクは街を作っていくためのパーツなのだと、和剛さんは話してくれました。
次に、「燧治(ひうちや)」を運営する知世さんにまちづくりへの想いやノーマライゼーションなどについて聞きました。
「燧治」は古民家を改装した建物で、車いすの方でもだれもが泊まれる「やさしい宿」を目指しています。
お年寄りや障害のある人も、みんなが平等に当たり前の生活を送れるように社会の環境を整備していくノーマライゼーションという考え方を大切にしています。
ほかにも食事会や趣味の教室など、多目的の「集いの場」としても利用可能です。
作業療法士でもある知世さん。
以前、デンマークへ留学した経験があるそうです。
そのときに共同生活を送っていました。
障害のある人でも通常の人と変わらず、自分のやりたいことを堂々と主張し、その人らしく楽しんで生きている姿を目の当たりにして衝撃を受けたのだそう。
そのことに感銘して、だれでも居場所を感じられる街にしたい…
みんなの顔が分かるように、人と人が接する機会をたくさん作り、互いに見守っていけるように試行錯誤しました。
上手くいかないことや大変なこともありましたが、だんだんと街の人の意識が変わっていったそうです。
現代社会に大切なこと、ほかの地域にも活かせられることがたくさんあると、話を聞いて感じました。
休憩した後に3~5人のグループに分かれ、自己紹介をしてから感想のシェアをします。
各グループには和剛さん、知世さん、スタッフも加わり、まちづくりや居場所について対話をしました。
今回は、介護福祉施設である有限会社親和 鞆の浦さくらホーム代表の母・羽田冨美江(はだ ふみえ)さんにも参加いただきました。
みなさん、とても有意義な時間になったのではないでしょうか。
対話会終了後には、スープとおにぎりがおいしいランチを食べました。
ランチを食べながら、まだおしゃべりを楽しんでいる人もいましたよ。
次回は、11月25日(土)。
大門町にある「光円寺」で開催です。
子どもから大人まで楽しめる居場所として、同じ想いで活動している「トーキョーコーヒー(光円寺)」さんと「まほうのだがしやチロル堂」さんにいろいろ話を聞いてみたいと思います。
どちらも聞くだけで「なんだろう?」と、気になってしまうネーミングですよね。
どんな話が聞けるのか、それは次回のお楽しみに!
みなさんの参加をお待ちしています。
「ローズマインドのわ」対話会へのお申し込みはこちら→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeXwg0XBZibtQ9ZNmyfHlWspIBWQT3pNm_gN-DsJh_0dQUS4w/viewform
「ローズマインドのわ」についての詳細はこちら→https://dreamswitch.or.jp/project/otona-event/